手外科について

手外科のイメージ画像

手外科とは、手・手首・肘から指先にかけての運動器疾患を専門的に扱う整形外科の一分野です。手は日常生活のあらゆる場面で使用する、繊細かつ複雑な器官であり、専門的な診療が重要です。当院では手外科専門医である院長が、診察・診断から手術まで一貫して担当し、患者さまの症状改善と生活の質向上を目指しております。

当院の診療方針

服部整形外科皮フ科の院長は、名古屋大学大学院にて手の外科を専門に研鑽を積んだ、手外科専門医です。手外科とは、手・手首・肘から指先にかけての運動器疾患を専門的に扱う整形外科の一分野です。

手は日常生活のあらゆる場面で使用する、繊細かつ複雑な器官です。骨・関節・腱・神経・血管が複雑に絡み合うこの部位の疾患は、症状が多岐にわたるため、専門的な知識と経験を持つ医師による診療が重要です。当院では、院長自らが手外科の診察・診断から手術まで一貫して担当し、患者さまの症状改善と生活の質向上を目指しております。

充実した検査・手術体制

当院の大きな特徴として、CT・MRIなどの高度な検査機器に加え、院内に手術室を完備している点が挙げられます。

手外科の疾患は、レントゲンや超音波検査だけでは診断が困難なケースも多く、MRIによる軟部組織(腱・靭帯・神経など)の詳細な評価が診断の精度を大きく左右します。当院では精密検査から手術まで、すべて院内で完結できる体制を整えており、患者さまは他院への転院や紹介を経ることなく、一貫したケアをお受けいただけます。

また、必要に応じて理学療法士・作業療法士によるリハビリテーションと連携し、術後の機能回復まで包括的にサポートいたします。

診察・検査・治療の流れ

初診時には、症状の経過や日常生活への影響を丁寧にお聴きした上で、レントゲン・超音波(エコー)などの基本的な画像検査を実施いたします。さらに詳細な評価が必要な場合は、院内のMRI・CT検査を活用し、腱・神経・靭帯の状態を精密に評価します。

検査結果に基づき、保存療法(薬物療法・注射療法・装具療法)からリハビリテーション、そして必要に応じた手術療法まで、患者さまの状態と生活スタイルに合った最適な治療プランをご提案いたします。「手術が必要かどうか分からない」という段階でも、まずはお気軽にご来院ください。

このようなお悩みはありませんか?
  • 指を動かすたびに、付け根や途中でひっかかるような感覚がある
  • 朝起きたときに手や指がこわばって動かしにくく、しばらく経つとほぐれてくる
  • 手首の親指側に痛みや腫れがあり、物をつかむ動作がつらい
  • 手のひらや指にしびれ・痛みがあり、夜間や明け方に強くなることがある
  • 手の握力が低下し、ペットボトルのふたや瓶のふたが開けにくくなってきた
  • 指の第一・第二関節が腫れたり変形してきた気がする
  • 肘の内側や外側に痛みがあり、物を持ったり腕を伸ばしたりするとつらい
  • 転倒やスポーツで手・手首・指をついたり、打ったりしてしまった
  • 腱や神経を損傷するようなケガをした、または以前に手術を受けて経過が気になる

代表的な手外科疾患

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手首の内側にある「手根管」というトンネルの中で正中神経が圧迫されることで起こる疾患です。親指・人差し指・中指・薬指の半分にかけてしびれや痛みが生じ、特に夜間・明け方に症状が強くなる傾向があります。進行すると母指球(親指の付け根の膨らみ)が萎縮し、細かい作業が難しくなります。保存療法が無効な場合や症状が重い場合は、手根管開放術(切開法または内視鏡下)による外科的治療が有効です。

ばね指(弾発指)

腱鞘炎が進行し、指を曲げ伸ばしする腱と腱を覆う鞘(腱鞘)の間に炎症・肥厚が起こることで、指の動きが引っかかるようになる疾患です。ひどくなると指が曲がったまま伸びなくなることもあります。ステロイド注射や装具療法で改善が見られない場合は、腱鞘切開術により症状を根本的に解消できます。

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)

手首の親指側にある腱鞘が炎症を起こし、親指を広げたり動かしたりする際に痛みが生じる疾患です。育児中の方や手をよく使う方に多く見られます。保存療法(安静・装具・注射)で改善が見込めますが、難治例では手術が選択肢となります。

ヘバーデン結節 / ブシャール結節

指の第一関節(DIP関節)に生じる変形性関節症をヘバーデン結節、第二関節(PIP関節)に生じるものをブシャール結節といいます。関節の腫れ・変形・痛みが特徴で、中高年の女性に多く発症します。保存療法を中心に、日常生活に支障をきたす場合は手術療法も検討します。

手・手首の骨折

転倒時に手をついた際に生じる橈骨遠位端骨折(手首の骨折)や、指・中手骨の骨折は、整形外科の中でも頻度の高いケガです。当院ではレントゲン・CT検査により骨折の状態を正確に評価し、保存療法(ギプス固定など)または手術療法(ピンニング・プレート固定など)を選択します。骨折後のリハビリにも対応しております。

肘部管症候群

肘の内側で尺骨神経が圧迫・牽引されることにより、小指・薬指のしびれや麻痺、手内筋の萎縮などが生じる疾患です。肘をついたり曲げ続けたりすると症状が悪化する傾向があります。症状が進行している場合は、神経の圧迫を解除する手術が適応となります。

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)/ 内側上顆炎(ゴルフ肘)

肘の外側または内側に痛みが生じる過用症候群です。ラケットスポーツや手を繰り返し使う職業の方に多く見られます。保存療法(安静・物理療法・注射)が基本ですが、難治例には手術を検討します。

整形外科と手外科の違い

整形外科は骨・関節・筋肉・神経・靭帯全般を幅広く扱う診療科ですが、手外科はその中でも「手・手首・肘から指先」という特定の部位に特化した専門領域です。

手は小さな部位に複雑な解剖学的構造が密集しているため、専門的な知識と精緻な手術技術が求められます。当院の院長は手外科を専門として長年の経験を持ち、手根管開放術・腱鞘切開術をはじめとする手外科手術を院内で実施しております。「手の症状をどこに相談すればよいか分からない」という方も、まずは当院へお気軽にご相談ください。

まとめ

当院では、手外科専門医である院長が、院内に完備されたMRI・CT等の精密検査機器と手術室を活用し、診断から手術・リハビリまでを一貫して提供しております。他院への転院を必要とせず、地域の患者さまが身近な場所で専門的な手外科診療を受けられる体制を整えております。

手・手首・肘から指先にかけての痛み・しびれ・動かしにくさなど、気になる症状がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。